平成14年就業構造基本調査に基づく都道府県別完全失業率の概要
 総務省から、今回、初めて「就業構造基本調査に基づく平成14年9月の都道府県別の完全失業率」が公表されましたが、本県分についの概要は次のとおりです。
 本県の平成14年9月の完全失業率は、3.8%であり、全国の5.4%に比べ1.6ポイント低くなっている。
 完全失業率の低い方からの全国順位は、6位で、特に、45〜54歳の年齢階級は、1位(1.8%)となっている。
 年齢階級において、54歳以下の階級は、全国順位が上位となっている。
 55〜64歳の階級のみが、全国より0.2ポイント高くなっている。
1 男女、年齢階級別完全失業率
 本県の完全失業率 3.8%  全国順位 6位    45〜54歳 1.8%  全国順位 1位。 
 男性の完全失業率 3.9%    全国順位 5位
 15〜24歳 6.6%   45歳〜54歳 2.2%  共に全国順位 3位。 
 本県の男性の完全失業率は、3.9%であり、全国の5.7%に比べ1.8ポイント低くなっている。
 全国順位は、5位で、特に、15〜24歳(6.6%)と45〜54歳(2.2%)の年齢階級は、3位となっている。
 各年齢階級において、全国の完全失業率より低く、64歳以下の階級では、全国順位が上位となっている。
 女性の完全失業率 3.7% 全国順位 12位  45歳〜54歳 1.4%  全国順位 1位。 
 本県の女性の完全失業率は、3.7%であり、全国の5.1%に比べ1.4ポイント低くなっている。
 全国順位は、12位で、特に、45〜54歳の年齢階級は、1位(1.4%)となっている。
 年齢階級において、54歳以下の階級では、全国順位が中位以上となっている。
 55〜64歳の階級のみが、全国より2ポイント高くなっている。
2 男女、年齢階級、就業状態別15歳以上人口
 本県の完全失業者25,500人  25歳〜34歳 最多の7,400人。 
 男性の完全失業者 14,500人  55歳〜64歳 最多の4,100人。 
 女性の完全失業者 11,000人  25歳〜34歳 最多の3,900人。 
○ 就業構造基本調査について

  1 調査の趣旨
 国民の就業、不就業の状態を調査し、就業構造に関する基礎資料を得ることを目的として昭和31年から実施しているもので、平成14年調査は14回目となる。
  2 調査方法
    ・ 調査日 
      平成14年10月1日現在
    ・ 調査の対象
      全国全世帯の中から、無作為に選定した約44万世帯に居住する15歳以上の者約105万人
         ※ 石川県内の対象 : 約8,600世帯の約18千人

○ 都道府県別完全失業率の算出方法

 この都道府県別完全失業率は、平成14年就業構造基本調査における、平成14年9月末1週間の調査結果を基に算出されたものである。

○ 主な用語の解説
労働力人口 15歳以上人口のうち、就業者と完全失業者を合わせたもの
就業者
@
 調査期間中に賃金、給料、諸手当、内職収入などの収入を伴う仕事(以下「仕事」という。)を1時間以上した者。 なお、家族従業者の場合は、無給であっても仕事をしたとする。
A  仕事を持ちながら、調査期間中少しも仕事をしなかった者のうち、
 雇用者で、給料、賃金の支払いを受けている者又は受けることになっている者
 自営業主で、自分の経営する事業を持ったままで、その仕事を休み始めてから30日にならない者
完全失業者 次の三つの条件を満たす者
@  仕事がなくて調査週間中に少しも仕事をしなかった(就業者ではない。)
A  仕事があればすぐ就くことができる
B   調査期間中に、仕事を探す活動や事業を始める準備をしていた(過去の求職活動の結果を待っている場合を含む。)

非労働力人口
15歳以上人口で上記以外の者
完全失業率
労働力人口に占める完全失業者の割合
             = ( 完全失業者 ÷ 労働力人口 ) × 100
自 営 業 主
個人経営の事業を営んでいる者
家族従業者 
自営業主の家族で、その自営業主の営む事業に従事している者
雇  用  者 
会社、団体、官公庁又は自営業主や個人の家庭に雇われて、給料、賃金を得ている者及び会社、団体の役員
 本県の就業者は、645,500人で、年齢階級では、45〜54歳(159,000人)を筆頭に25〜34歳、35〜44歳などとなっている。
 完全失業者は、25,500人で、年齢階級では、25〜34歳(7,400人)を筆頭に55〜64歳、15〜24歳などとなっている。
 女性の就業者は、283,900人で、年齢階級では、45〜54歳(72,600人)を筆頭に25〜34歳、35〜44歳などとなっている。
 完全失業者は、11,000人で、年齢階級では、25〜34歳(3,900人)を筆頭に55〜64歳、15〜24歳などとなっている。
 男性の就業者は、361,600人で、年齢階級では、45〜54歳(86,400人)を筆頭に25〜34歳、35〜44歳などとなっている。
 完全失業者は、14,500人で、年齢階級では、55〜64歳(4,100人)を筆頭に25〜34歳、35〜44歳などとなっている。