貿易統計【ぼうえきとうけい】
貿易統計は、明治2年に開始された「各開港場輸出入物品高」が同4年に大蔵省に移管されたのに始まり、輸出及び輸入される貨物が税関を通関する際、輸出入者から提出される輸出申告書、積みもどし申告書、輸入申告書、倉入承認申告書、移入承認申告書等に基づいて毎月作成されており、通関統計とも呼ばれている。なお、20万円以下の少額貨物、見本品、密輸入品、贈与品及び寄贈品、旅客用品、興業用品、駐留軍・国連軍関係貨物、博覧会・展覧会・見本市等への一時的出品貨物及び反復使用のコンテナー類等は、統計計上除外貨物として取り扱っている。
計上時点は、輸出は積載船舶又は航空機の出港の日、輸入は輸入許可又は承認の日で、価額は、輸出は本船渡し(FOB)価格、輸入は運賃・保険料込み(CIF)価格である。また、国別の選定は、輸出は最終仕向国(地)により、輸入は原産国(地)によるが、原産国(地)が不明の場合は積出国(地)によっている。なお、本邦通貨への換算は、週ごとに税関長が公示する相場(輸出入申告日の属する週の前々週における実勢外国為替相場の週間平均値)による。
(出典) 総務省統計局刊行、総務省統計研修所編集「第54回 日本統計年鑑」
関連用語 ■ 貿易指数【ぼうえきしすう】
関連用語 ■ 貿易・通関(輸出、輸入)価格【ぼうえき・つうかん(ゆしゅつ、ゆにゅう)かかく】
| 閉じる |