■ 求人倍率【きゅうじんばいりつ】

 「有効求人倍率」と「新規求人倍率」とがあり、公共職業安定所で扱う求職者数及び求人数のデータから、それぞれ次のように計算され、1人の求職者に対してどれだけの求人があるかを示す指標である。
     有効求人倍率=有効求人数/有効求職者数 (倍)
     新規求人倍率=新規求人数/新規求職者数 (倍)
 ここで、「新規求人」とは、その月に受け付けた求人をいい、前月から未充足のまま繰り越された求人と新規求人との合計を「有効求人」という。また、「新規求職」は、その月に受け付けた求職申し込みをいい、「有効求職」とは、前月から繰り越して引き続き求職している者と新規求職者との合計をいう。 有効求人倍率は、動きが安定し方向が読みとりやすく、また、景気の動向とほぼ一致した動きを示している。求人倍率としては、通常、有効求人倍率が用いられる。一方、新規求人倍率は労働力需給状況の変化の先行的な動きをとらえることができるとされている。

| 閉じる |