2004年6月 経済波及効果は如何ほど? ― アテネ五輪のあれこれ
民間シンクタンクの試算によると、今年8月13日に開幕するアテネ五輪による消費の直接の押し上げ効果は4,027億円となり、経済全体の波及効果は8,857億円に上るとのことです。
この試算は、首都圏の15〜64歳の男女300人に対するアンケートの回答に、スポーツ・家電などに詳しい関係者への聞き取り調査を加えて作成されたもので、消費内訳はデジタル家電の購入費(2,979億円)、国内予選・日本代表選考会への関連消費(445億円)、観戦時の飲食費(255億円)
関連グッズ購入費(86億円) などとなっています。
加えて、この額はあくまでも最低ラインであり、日本人選手の活躍状況によっては直接消費額は4,296億円、経済全体への波及効果は9,331億円に跳ね上がるとの試算も出ています。
因みに今回の日本人選手の内訳が日本の五輪参加史上初めて女性が男性を上回ることが確実となっており、また前回のシドニー大会でメダル18個のうち女性は13個獲得していることからも、女性選手の活躍が期待されます。