2005年1月 2004年訪日外客数、史上初の600万人越え
国土交通省所管のJNTO(国際観光振興機構)によると、2004年の訪日外客数は前年から17.9%増の614万3千人となり、史上初めて年間で600万人台となりました。
この主な要因としては、官民連携によるビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)事業による誘致・宣伝活動、訪日査証発給等の緩和措置、大型国際会議の日本での開催、新規航空路線の開設などが挙げられます。また、2003年にSARSの影響によって訪日者数が激減したことによる反動も影響しています。
また、出国日本人数も前年比26.6%増の1683万1千人となり、過去最高であった2000年に次いで2番目の多さとなりました。
こちらもSARSを始めとする感染症やテロなど安全に対する不安、景気回復の遅れなどにより2003年に減少していたことによる反動のほか、円高の進行により海外旅行に割安感が働いたことに加え、一部で景気回復が見られたことやゴールデンウィークの曜日配列の良さ、アテネ五輪、韓国ブームなども出国日本人増に寄与しています。