いしかわ統計指標ランド
トップ > 統計トピックス

■ 2006年5月 日本での母親業は楽じゃない?!

 内閣府が実施した日本、韓国、アメリカ、フランス、スウェーデンにおける「少子化社会に関する国際意識調査」(4月28日発表)によると、子供の数に関する質問で日本では希望人数より子供の少ない人の53.1%が「今より増やさない」と回答しました。この傾向は韓国でも同様で、ともにその理由として「子育てや教育にお金がかかりすぎる」を上位にあげています。  育児を担う者として日本では「もっぱら妻」「主に妻(夫は手伝い)」を合わせると66.8%にのぼり、「夫と妻で」の31.2%、「もっぱら夫」「主に夫(妻は手伝い)」の0.5%を上回っています。この傾向は韓国でも顕著ですが、他国は「妻と夫で」が半数以上を占め、とりわけスウェーデンは92.4%を占めています。  その影響か、日本では自国が出産・子育てをしやすいかどうかについては「どちらかといえば思わない」「全く思わない」が50.3%を占め、韓国の79.8%よりは少ないものの、スウェーデンの2.1%と対照的になっています  
 また、非政府組織セーブ・ザ・チルドレンがまとめている2006年の母親指数(女性に関する7指標と子供に関する3指標をもとに独自に作成したもの)の比較において、日本は125ヵ国中12位(前年14位)となりました。これは、ほかの指標では上位なものの、女性指標の一つ「政府機関での女性登用率」が低いためであり、この指標が高いスウェーデンは昨年に引き続き1位となっています。

母親指数と5カ国別比較

バックナンバー

分野で探す 年次で探す 所轄部署で探す 50音で探す 統計用語集 統計ライブラリー リンク集 サイトマップ トップページ いしかわネットでアンケート