2007年4月 ごみ総排出量減少、リサイクル率は着実に増加
環境省が発表した一般廃棄物処理事業実態調査によると、平成17年度におけるごみ総排出量は5,273万トン(東京ドーム約142杯分)(前年度比1.2%減)となり、廃棄物処理法第5条の2に基づく基本方針でベースラインとしている平成9年度の5,310万トンを初めて下回りました。1人1日当たりのごみ排出量は1,131グラム(前年度比1.3%減)で、平成12年度以降継続的に減少しています。また、ごみ総排出量のうち資源として再利用したごみの総資源化量(再生利用量)は1,002万トン(前年度比6.6%増)、リサイクル率は19.0%(前年度比1.4ポイント増)と着実に増加しています。
最終処分場の整備状況については平成17年度末現在、1,846施設(前年度2,009施設)、残余容量1億3,309万m3(前年度比3.7%減)であり、どちらも減少しています。残余年数は全国平均14.8年(前年度14.0年)で増加していますが、最終処分量の減少によるものであるため、引き続き厳しい状況であると言えます。
3R取組の上位10位の市町村等が公表されましたが、エネルギー回収(ごみ処理量当たりの発電電力量)で本県の石川北部アール・ディ・エフ広域処理組合(1,044kWh/トン)が前年度に引き続き1位となっています。