2007年9月 食料自給率13年ぶりに40%を下回る
農林水産省が発表した平成18年度の食料自給率(カロリーベース)は、前年度から1ポイント低下して39%となり、13年ぶりに40%を下回ったことが分かりました。これは、冷害や台風で米をはじめとする作物が不作だった平成5年度の37%に次いで低い水準となっています。
また、生産額ベースの自給率も前年度から1ポイント低下の68%となりましたが、これは過去最低のものとなりました。
食料自給率低下の主な要因としては、日照不足や集中豪雨などの天候不順で、てんさい(サトウダイコン)、みかん、いも類などの生産が減少したことや、米の1人1年当たりの消費が61.0kgと、前年度に比べて0.4kg減少したことなどがあげられます。
主要先進国の平成15年の食料自給率をみると、オーストラリアが237%、米国が128%、フランスが122%、ドイツが84%などとなっており、日本の低さが際立っています。
なお、石川県の平成17年度の食料自給率(カロリーベース、農林水産省試算)は46%となっています。