2008年2月 全国の交通事故死者数 54年ぶりに6千人を下回る
平成19年中の交通事故による全国の死者数は5,744人で、昭和28年以来54年ぶりに6千人を下回ったことが警察庁のまとめでわかりました。また、交通事故発生件数及び負傷者数はいずれも3年連続で減少していますが、依然として高水準となっています。
都道府県別にみると、死者数が多いのは愛知県の288人で3年連続のトップとなっており、次いで北海道の286人、東京都の269人、千葉県の254人、大阪府の248人となっています。死者数が少ないのは鳥取県の34人でこちらも3年連続となっており、次いで島根県の42人、沖縄県の43人となっています。
石川県警察本部のまとめによると、県内の交通事故による死者数は59人(前年比6人減)、発生件数は7,438件(同510件減)、負傷者数は9,230人(同634人減)と、いずれも前年を下回っています。年齢別にみると、70〜79歳の死者数が15人と最も多く、65歳以上では34人となっており、全体に占める高齢者(65歳以上)の割合は57.6%と高いものとなっています。地域別では、金沢地区は14人(前年比1人減)、加賀地区は16人(同9人減)と前年を下回っていますが、能登地区は27人(同4人増)と多く、前年を上回りました。