2010年1月 全国の交通事故死者数 57年ぶり4千人台に
平成21年中の交通事故による全国の死者数は4,914人で、前年を241人(▲4.7%)下回り、9年連続の減少となるとともに、昭和27年以来57年ぶりに4千人台になったことが警察庁のまとめでわかりました。また、交通事故発生件数及び負傷者数はいずれも5年連続の減少となっています。警察庁は、シートベルトの着用者率の向上、悪質・危険性の高い違反に起因する事故の減少等が、死者数の減少の主な要因と分析しています。
都道府県別にみると、死者数が最も多いのは愛知県の227人で、次いで北海道の218人、埼玉県の207人、東京都、大阪府の205人となっています。死者数が最も少ないのは島根県の33人で、次いで鳥取県、佐賀県の37人となっています。
石川県警察本部のまとめによると、県内の交通事故による死者数は54人(前年比2人減)、発生件数は6,320件(同449件減)、負傷者数は7,656人(同631人減)と、いずれも前年を下回っています。
年齢別にみると、80歳以上の死者数が10人と最も多くなっていますが、65歳以上では前年比11人減の21人となり、県警では広報活動の効果から高齢者の交通安全意識が高まったのではないかとみています。
地域別では、金沢地区は13人(前年比7人減)、能登地区は17人(同9人減)と前年を下回っていますが、加賀地区は23人(同13人増)と多く、前年を上回りました。