2010年7月 子どもの読書量は親に比例 厚生労働省調査
小学2年生が1カ月に読む児童書や絵本の数は、親の読書量にほぼ比例することが、厚生労働省の調査で分かりました。厚労省は「母親、父親ともに読む量が多くなれば、子どもの冊数も多くなっている。親の読書習慣が大きく影響している」と分析しています。
母親の文庫や単行本の読書量が1カ月に「1冊」の場合は、子どもが読む本は「1冊」が17.4%、「12冊以上」が13.3%であるのに対し、母親が1カ月に「12冊以上」の場合、子どもが読む本は「1冊」3.7%、「12冊以上」が55.7%と半数を超えています。(図1参照)この傾向は父親との関係でも同じでした。(図2参照)
厚労省では2001年に生まれた子どもの発育や生活状況を追跡調査する「21世紀出生児縦断調査」を実施しており、今回はその8回目の調査として小学2年生になった子どもを対象に行いました。