1日の家事・育児時間はどれくらい? −平成29年就業基本調査から−
平成29年就業構造基本調査の結果が公表されました。この調査は全国・地域別の就業構造に関する基礎資料を得るため、国民の就業及び不就業の状態を調査するもので、5年に一度実施されています。
平成29年の調査で新たに調査項目となった、育児をしている雇用者の1日当たりの家事・育児時間別の割合について、男女、雇用形態別に見てみると、男性の「正規の職員・従業員」は「1〜2時間未満」が35.8%と最も高く、男性の「非正規の職員・従業員」は「1時間未満」が42.9%と最も高くなっています。
一方、女性の「正規の職員・従業員」は「4〜6時間未満」が35.1%と最も高く、女性の「非正規の職員・従業員」は「8時間以上」が31.4%と最も高くなっています。
また、育児をしている女性の有業率(全国64.2%)についてみると、石川県は77.0%となっており、全国で8位と高い水準と言えそうです。
※「育児をしている」とは、小学校入学前の未就学児を対象とした育児(乳幼児の世話や見守りなど)をいい、孫やおい・めい、弟妹の世話などは含まない。
データ出典: 総務省「就業構造基本調査」
石川県統計情報室 平成29年就業構造基本調査結果の概要(石川県版)