子どもの携帯電話保有状況について −第8回21世紀出生児縦断調査から−
同じ集団を対象に毎年実施している「21世紀出生児縦断調査(平成22年出生児)」の第8回(平成30年)の結果が、厚生労働省から公表されました。この調査は、21世紀の初年である平成13年(2001年)に出生した子を継続的に観察している調査と平成22年(2010年)に出生した子の比較対象等を行っているもので、今回は8歳(小学2年生)になった子どもが対象となっています。
小学2年生に携帯電話(スマートフォンを含む)を「持たせている」割合は17.9%と、平成13年出生児(小学2年生時の状況)と比較すると、「持たせている」の割合が11.6ポイント高くなっています。また、携帯電話(スマートフォンを含む)を「持たせ始めた時期」についてみると、「小学1年生から」が68.8%と最も高く、平成13年出生児と比較しても、ほぼ同様の結果となっています。(図表1)
さらに、携帯電話(スマートフォンを含む)を持たせた理由(複数回答)をみると、「子どもと連絡ができるように」が86.3%と最も高く、次いで「子どもの居場所を確認するため」が67.2%となっています。(図2)