世帯【せたい】
住居と生計を共にしている者の集まり,又はひとりで生計を営んでいる単身者をいう。多くの場合,世帯は家族と一致するが,世帯と家族の概念は同一ではない。
わが国の国勢調査で用いられている世帯の定義は次のとおりで,「一般世帯」と「施設等の世帯」に分けられている。「一般世帯」は,
(1)住居と生計を共にしている者の集まり,または1戸を構えて住んでいる単身者(ただし,住み込みの雇人は,人数に関係なく雇主の世帯に含める)
(2)上記の世帯と住居を共にし,別に生計を維持している間借りの単身者又は下宿屋などに下宿している単身者
(3)会社・団体・官公庁などの寄宿舎,独身寮などに居住している単身者
「施設等の世帯」は,寮・寄宿舎の学生・生徒,病院・療養所の入院者,社会施設の入所者,自衛隊営舎内居住者,矯正施設の入所者などの集まりで,棟ごと,施設ごとなどの単位にまとめて1つの世帯とする。ただし,住居不定者は一人一人を1つの世帯とする。なお,農林業センサス,家計調査及び国民生活基礎調査など調査によって定義に若干の逢いがある。
また、一般世帯から間借り・下宿などの単身者及び会社などの独身寮の単身者を除いたものを「普通世帯」といい,「準世帯」とは,普通世帯を構成する人以外の人,又はその集まりをいう。
<使用指標> 家計調査【かけいちょうさ】
<使用指標> 国勢調査【こくせいちょうさ】
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