毎月勤労統計調査【まいつききんろうとうけいちょうさ】
毎月勤労統計調査は、賃金(給与)や労働時間、出勤日数、労働者数の動きを毎月調べる調査です。その前身も含めると大正12年から始まり、80年以上を経た歴史ある調査です。昭和22年からは、国の基本的かつ重要な統計として、統計法に基づき指定統計(第7号)に指定されています。
常用労働者5人以上を雇用する全国約190万事業所から産業別・規模別にランダムに選んだ約4万4千事業所を対象に、毎月調査が行われます。なお、1〜4人の事業所についても、年1回、7月分について特別調査を実施しています。指定された事業所の調査票の提出は、郵送(原則として常用労働者30人以上の事業所)や調査員による聞き取り(常用労働者1〜29人の事業所)により行っています。また、インターネット回線を利用するオンラインシステム(常用雇用者5人以上の事業所)により入力することにより調査票データを送信することができます。
毎月勤労統計調査は、次の資料として利用されています。
○ 景気動向の判断資料
○ 経済問題の総合的な分析の中で労働経済情勢を示す指標
○ 国民所得や県民所得の推計資料
○ 建設工事の労務単価算定の基礎資料
○ 民間企業においては、賃金改定の参考資料
○ 調査研究機関が景気判断、景気予測等を行う際の資料
○ 労働時間短縮の推進に労働時間の指標
関連用語 ■ 現金給与総額【げんきんきゅうよそうがく】
関連用語 ■ 実労働時間数【じつろうどうじかんすう】
関連用語 ■ 出勤日数【しゅっきんにっすう】
関連用語 ■ 常用労働者【じょうようろうどうしゃ】
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